2021-05-01 5/1 日記 いきどまり帰りにいつもと違う道で曲がったら行き止まりだった ブロック塀の壁と春の陽射しとアパートの洗濯物 ぼう、と佇む背中に刺さるパトカーのサイレン かどの電信柱の陰から何かが出てきそうな気がして、慌てて逃げ出した 生き止まりだった いろはす公園の生垣に転がるペットボトル その中に、何十本と詰め込まれた吸い殻 行き場をなくした鬱憤が曖昧な自粛の中で縮こまって いつかひしゃげてしまうのだろうね 隣で潰れてるビールの空き缶みたいに